ウェブサイトの先祖返り問題

ウェブサイトの先祖返り問題

「ウェブサイトの先祖返り」という問題があります。原因はいくつかあり、あるファイルを複数人が同時修正していて、古い方を後からセーブしてしまった場合だとか、本来ならば本番サーバからダウンロードしたファイルを修正してアップロードしないといけないところを、ローカルの古いファイルを修正してアップロードしてしまったりということなどが考えられます。

日本でも稀にある問題ではありますが、タイでは毎日のようにあります。特に、クライアント社内にウェブマスターがいたり、社外に外注のウェブマスターが居たりする場合に何度も何度も起こります。当社がSEO対策などでクライアントのファイルを改善し、アップデートした後に、ウェブマスターが古いファイルを元に更新した内容をアップロードすることで発生します。

我々はSEO契約時に担当者とは顔合わせと挨拶をしますし、「先祖返り」の問題を発生させないために、何かしらのアップデートをウェブマスター側でする場合は一言連絡くださいとお願いしますが、多くの場合でその連絡はありません。せめて、アップデート後でも結構ですので連絡をくださいとお願いしたとしても、ほとんどの場合で連絡はありません。

結果、ウェブマスターによるウェブサイトの更新後、当社で対策したメタタグの修正などが全て対策前の状態に戻り、順位が落ちて、ランクトラッカー(順位確認ツール)のアラートなどで気づいてもう一度やり直しということになります。

当社としても無駄な作業を繰り返すことになりコスト的な負担があることも事実ですが、それよりも、落ちた順位が修正後に戻らないこともあり、クライアントにとっても非常に勿体無いと感じています。

タイにある日系企業のウェブサイトにおいても、タイ人ウェブマスターが居る場合はよく発生しています。こういった問題は当社からウェブマスターの更に上の役職者に注意喚起しても解決はしません。

根本的な理由は、「自分というウェブマスターが居るのに、よくわからない外部の企業が入ってきて自分のウェブサイトを好き勝手されるのは気に食わない」という部分にあります。この部分は、当社がいくら「我々は敵ではない」と説明しても解決できません。

ウェブマスターの上役となる方から、しっかりと説明して納得していただくことが必要です。「協力することでウェブマスター自身の評価もあがる」という状況であれば協力的になりやすいかもしれません。

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